パフォーミングアート

劇作家 藤沢文翁 × 作曲家 村中俊之

 

いつもREADING HIGHを応援していただいてありがとうございます。
そして、初めましての方、ようこそREADING HIGHの世界へお越しくださいました。

今日まで最高のスタッフ&キャストと共に、朗読の概念を覆す作品を目指して参りました我々ですが
このたび東京ガーデンシアターという、おそらく朗読劇史上最大規模の劇場で
音楽朗読劇を上演することになりました。
演目は、世界中の子どもたちに愛され、語り継がれてきたファンタジーの王様。
「アーサー王伝説」をテーマにしたものとなります。
ご承知の方も多いと思いますが、このアーサー王伝説、一人の作家によって書かれたものではありません。
国も民族も越え
この物語を愛する様々な人の手によって創作が重ねられてきました。
ですから、数多のバージョンがあります。
なぜ、この物語はここまで人を惹きつけるのでしょうか?
それは、このファンタジーの根幹にある アーサー王や円卓の騎士、魔法使いに、
湖の乙女といった魅力的なキャラクターがあるからに他なりません。
そして僕も、数百年にわたってこの物語に携わってきた夢想家の一員になろうと思いました。
当然、今まで通りのアーサー王伝説を作る気なんぞ、毛頭ありません。
本作のタイトルになっていますAVALONとは、傷ついたアーサー王が
「その傷を癒すために眠りについた妖精の国」とされていますが
僕は、AVALONは「冥府」なのではないかと思うのです。
本作に登場するアーサー王は、すでにエクスカリバーに拒絶され、剣を握ることができなくなっています。
老齢の魔法使いマーリンにかつての能力はなく
円卓の騎士達には亀裂が入り
湖の乙女は、人の目には見えない存在となってしまっています。

ROAD to AVALON

そう
これは「栄光あるアーサー王伝説」が「終末」へと向かう物語なのです。
音楽監督は、これまでもREADING HIGH を支えてきた天才・村中俊之。
そしてスタッフという名のアーティスト達にささえられながら
朗読劇という固定概念の岩に突き刺さったエクスカリバーを、今、抜き取り
前代未聞の音楽朗読劇をお届けしたいと思っております。
伝説の目撃者になるために、ぜひ劇場へお運びください

原作・脚本・演出・作詞
藤沢文翁

 

 

 

 

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