パフォーミングアート

朗読:神谷浩史・井上和彦・堀江一眞・木村良平・菅沼久義・松山鷹志・下崎紘史・桑島法子・浜田賢二・寺崎裕香
音楽監督:吉森信
原作:緑川ゆき (白泉社「月刊LaLa」連載)
脚本・演出:藤沢文翁

第一幕 音劇版「儚い光 ~きずな~」
ある夜、夏目が寝苦しくて目を覚ますと、そこにニャンコ先生の姿がない。酒でも飲みにいったのかと再び布団に入ろうとするが、ある一つの事が気になって眠れない。今夜は静かすぎる・・・。「妖」が見える。そのために孤独を味わってきた夏目だが、同時に「妖」が見えなくなって苦しむ人の姿も見てきた。もし、ニャンコ先生が「いない」のではなく「みえない」のだとしたら・・・? 先生を探しに行く夏目の脳裏をよぎるのは、過去の記憶。沼の側で出会った「ホタル」と名乗る妖の物語・・・。お互いを想い合った人と妖。しかしある日を境に、人は妖を見る目を失った。妖を求めて彷徨う人と、自分はここにいるのだと訴え続ける妖の物語。シリーズ人気エピソード「儚い光」をベースに、夏目と人、そして妖達との絆を語る。

第二幕 「偽り神」
藤沢文翁によるオリジナル書き下ろしエピソード。骨董品屋で夏目が出会ったのは、付喪神(つくもがみ)が宿った怪しげな掛け軸。そのままにはしておけないと掛け軸を引き取る夏目と、「余計なことに首を突っ込むな」とご立腹のニャンコ先生。しかし、掛け軸の中に宿っていたのは心優しい付喪神だった。人の思いと、その思いが作り出した「偽物の付喪神」が織り成す心温まる物語。

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